作品紹介

『野馬臺詩考』園田 豪 (2022/3/3 発売)

「日本の歴史や未来ではなく、殆どが中国における姫姓の歴史であり、その継承者である北魏から倭国にその姫姓が伝わったことを示していることが分かった。そして、そこから明らかになった中国の故事の順に並び変えると、通常のように意の通る文章が現れたのである。野馬臺詩は予言の類ではなく、歴史書に近いものだが、そこに秘められた驚愕の歴史を知っていただきたい。」

と、著者である園田豪が語っています。

なお、野馬とは遊絲、即ち晩秋に蜘蛛が吐き出した絲をもって風に乗り、新天地に翔ぶことを表し、野馬臺は倭国を連想させ、臺は朝廷のある所を指しています。詩の題といい、蜘蛛の助けで読み解く話など、よくよく練られたものであり、1300年間解けなかった謎を存分にお楽しみ戴けると思います。

『かくて本能寺の変は起これり』園田 豪 (2022/12/11 発売)

「事実は小説より奇なり。」

本能寺の変の本当の原因や状況がどういうものであったかは謎の部分が多く、その理由は資料が少ないことにあります。太田牛一が羽柴秀吉の命を受けてまとめ上げた『信長公記』が主たる資料。何故かというとそれは、本能寺の変の前夜信長は主要な公家たちも招いて大茶会を開いたのだが、その公家たちの日記はその部分が削除されているらしいからです。つまり本能寺の変について語るのは憚られることだったのでしょうか?「現代に伝わり、流布するものは、もしかしたら真実ではないということかもしれない…」という著者 園田豪の疑問から、新しい『本能寺の変』の物語が書かれています。大河ドラマなどとの違いを味わって欲しい一作品です。

『キンバリーの淵』園田 豪 (2023/9/1 発売)

「依頼を受けた伊達清と小泉千代の二人が石油開発会社の担当責任者をターゲットとしてオーストラリアに乗り込む。担当者たちが休暇をエンジョイする北部のエル・クエストロの丘の上で、プライベートなワインタイムを楽しむ中、担当者が連れ去られる。船に載せられ、川の真ん中で、川に落とされる。」

園田豪の海外アクションシリーズ『キンバリーの淵』では、オーストラリア北岸の景色、アボリジニーの文化、エル・クエストロの雄大な自然などが文字から流れ出て、頭の中に映像を結ぶ、そんな体験ができる作品となっています。